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Chocolate Seed(嵐山/当日編)【交流コラボ】

嵐山×梅丸
~朔花さま(Noisy Kitchen)との交流バレンタイン企画~


Chocolate Seed 嵐山/当日編




セットのチョコはプレーンと抹茶とイチゴの3種類の中からイチゴを選んだ。

ピンク色のパッキンが敷き詰められた箱の真ん中には
プリザーブドフラワーの入った丸いアクリルケース。
その周りには丸いツヤツヤのボール状のチョコが5つ。
イチゴをベースにそれぞれ外側のコーティングも中身も違う。
プリザーブドフラワーは、深紅のバラと少し明るめの赤いミニバラ、そしてトゲトゲの丸い玉。

「このトゲトゲは薊。ツンツンしてて丸くてかわいいでしょ?まるで君みたい」

去年偶然立ち寄った花屋。
それっきりだった僕をあの時の店員は覚えていてくれた。
・・・・それどころか、今年も来ると決めつけて
特別に僕のイメージで作って取り置きしてくれていたらしい。

「ほら、これだったら『僕をもらって!』って感じで中々イイでしょ」

ああもう、思い出しただけで恥ずかしい。
あのニッコリ笑顔でさんざんからかわれた。
・・・やっぱりあの人は好きになれない。



**

「今年はケース入りなんね」

梅丸は早速真ん中のケースを取り出して眺めている。
珍しそうに回したり、上に持ちあげて裏側を見てみたり。
さすがに今年は驚いた顔は見せてくれなかったけれど。

「このトゲトゲって庭にあるヤツなん?」
「そう、同じ薊だよ。プリザーブドフラワーだからしばらく飾っておける」
「それ良いんね。すぐ枯れたらもったいねぇし。だって、このトゲトゲって何か・・」
「それ以上言うな」

梅丸にまで、あの店員と同じことを言われたら、いたたまれない。
途中で遮って、睨み付けながらチョコを勧めた。

「余計な事言ってないで、まずチョコ食べろよ」

「どれも美味そうなんね」だとか「困った、迷うんね」なんて言いながら、梅丸は真剣に箱のチョコを見つめている。
しばらく悩んで、ようやく決まったようだ。

「コレにするべ」

梅丸はマーブル模様の玉を選んで、僕の目の前に摘み上げた。

「ほれ、ユウ」
「ん・・・」

あっ
差し出されたチョコに思わず噛り付いてしまった。
いつもの習慣、もう癖になってしまって無意識にやってしまう。

しまった。
これは梅丸へのチョコなのに・・・・っ!



「それじゃあ、いただくんね」

17-v-au-1.jpg
@CLIP STUDIO PAINT/PhotoShop



固まった僕の目をまっすぐ見つめて微笑みながら梅丸が近づいてくる。
咥えたままのチョコに重なる唇。
齧られたチョコの中からは柔らかなクリームが溢れだして、ふわっとイチゴの甘い香りが立ち込める。
こぼさないように、梅丸は舌先でゆっくりと絡めとっていく。

溶けてチョコが姿を消してしまっても、熱のこもった唇はそのまま。
うまく梅丸の作戦に乗せられてしまったと思った頃には、
イチゴの残り香と甘いキスにもう夢中。



Chocolate Seed/嵐山当日編  END   →朔花さま/梅丸編


Chocolate Seed~バレンタインコラボ
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